ダイビングスーツのアレコレ♪色々あるので、一挙にご紹介します!!
スキューバダイビングで必ず着るのがダイビングスーツ!!
種類もタイプも色々あるので、ここで一挙にご紹介しますね☆
【ダイビングスーツの基礎知識】
ダイビングスーツの種類などをお話する前に・・・まずはダイビングスーツの基礎知識を!!
ダイビングスーツを着る理由は2つあります。
それは「保温」と「保護」です!
水中は陸上に比べて、体温のロスが25倍早くなります。
それをネオプレンというゴムで作られたダイビングスーツを着る事で、「保温」をします。
そして、ダイビングスーツは基本的に「首から上・手首から先」以外を覆うことで、「保護」もしています。
(もちろん、手にはグローブ・足にはブーツを履いて保護しますよ。)
海に入ると、身体はふやけてケガをし易くなるので、しっかりと保護をしましょう!
【ダイビングスーツの構造】
ダイビングスーツは基本的に、ネオプレンというゴムの生地を使っており、
そのネオプレンの生地を伸びる生地でサンドして作られています。
ネオプレンのゴムの層には、「独立気泡」という空気の粒が無数に入っています。
その空気の層で保温をしているワケです!なんとなく、魔法瓶をイメージしてもらえれば良いかと♪
そのネオプレンをサンドしている生地にも種類があります。
スタンダードなのは「ジャージ」といわれる生地です。
カラー展開が多く、リーズナブルなので、多くのスーツに使われています。
保温力をUPさせるには裏生地(身体に触れる面)を「起毛」や「スキン」という生地に変えます。
「起毛」は発熱素材であったり、水はけの良いモノだったり様々な特性があります。
肌触りも良いので、着心地も良いですよ♪
「スキン」は身体に密着するので、海水の侵入が少なくなるので、「起毛」より保温力があります。
しかし、着るときにスーツが滑りにくく、脱着にはコツが要りますね!
【フルオーダーと既成サイズ】
ダイビングスーツを購入するうえで、2つのパターンがあります!
フルオーダーと既成サイズです!!
フルオーダーは文字通り!「世界に1着しかない、自分だけのダイビングスーツ」を作ります!
身体の約40ヶ所を測り、自分にピッタリのサイズ!自分の好きな色を選べますよ☆
既成サイズというのは、S・M・Lといった平均的な体型のデータを元に作られているスーツです。
せっかくダイビングスーツを購入するのなら・・・もちろんフルオーダーをオススメします!
なぜなら、フルオーダーの方が保温力・動きやすさが格段に良いからです!
ウェットスーツの場合は、サイズが緩いとスーツと身体の間に余分な隙間が出来てしまい、
外から冷たい海水が入ってくるので、寒く感じてしまいます。
逆にきついと動きにくかったり、着にくかったり・・・船酔いし易かったりと良い事がありません。
ドライスーツだと、水没し易かったり、ウェイトを増やさなくいけなくなったりと、
こちらも良い事がありません・・・。
なので!購入する時はフルオーダーを考えてみてくださいね!!
【ダイビングスーツの種類】
次に、ダイビングスーツの種類についてご説明します☆
大きく分けると3種類あります!!
<ウェットスーツ>
ダイビングスーツと聞いて、まず思い浮かべるのがウェットスーツ!!
水着の上から着るタイプのダイビングスーツで、身体は濡れます。
主に夏季~秋季(6月~10月末)に着るスーツで適温は20~22℃以上になります。
動きやすく、少ないウェイトで潜れるので、気楽にダイビングが楽しめます♪
身体が濡れるタイプなので、ドライスーツに比べると、ダイビング後の疲労感は大きいですね。
<ドライスーツ>
スキューバダイビングが老若男女に普及した大きな要因であろうドライスーツ!!
ドライスーツ用インナー(洋服)の上から着るタイプのダイビングスーツで、身体は濡れません!
主に冬季~春季(11月~5月末)に着るスーツですが、インナーを調整することで1年中着ることも可能です。
身体が濡れないタイプなので、ダイビング後の疲労感も少なくて済みます♪
ただ、背中に防水の金属ファスナーがあるので、少し動きにくくなりますし、
ウェットスーツに比べると2kg多くウェイトが必要になります。
<セミドライスーツ>
あまり聞きなれない名前ですが、最近頭角を現してきてるのがセミドライスーツ!!
ウェットスーツとドライスーツの中間に位置するダイビングスーツで、
「極力、身体が濡れないウェットスーツ」と思ってもらえればと思います。
ただ、基本的に少しは濡れるので水着の上から着るタイプのダイビングスーツになります。
ドライスーツより軽いウェイトで♪ウェットスーツより暖かく!!
防水ファイスナーも金属ではなく樹脂ファスナーなので、動きやすい!!
ウェットスーツ感覚でダイビングを長く楽しみたい!という方にオススメです☆
この3種類のスーツをシーズンで切り替えてダイビングを楽しんでいきます☆
最低でもウェットスーツ・ドライスーツの2着を持っていれば、1年中楽しめますよ☆
【ダイビングスーツの生地の厚さ】
実は、ダイビングスーツの生地の厚さにも種類があります!!
ウェットスーツは主に5mm厚の生地を使っています。
5mm厚あれば関東近県・沖縄・海外など、どこのダイビングエリアでも困ることはありません。
3mm厚のウェットスーツもありますが、もちろん薄くなるので保温力は低くなります。
ですが!ウェイト量が少なくできたり、スーツ自体の重量が軽くなるので、飛行機に乗るときは便利です!
水温の高い沖縄・海外などで潜るときに大活躍しますよ☆
逆に6.5mm厚と厚くも出来ます!ぶ厚くなるので、もちろん保温力はUP!!
ただスーツ自体が重くなるのと、ウェイト量も増えていきます・・・。
ドライスーツは主に3.5mm厚の生地で作られています。
実はウェットスーツより、薄いんです!
しかし、ドライスーツの方が暖かいのはスーツの中に空気の層があるからです!
ダウンジャケットは羽毛が「多くの空気」を含んでいるから暖かいワケで♪
それと同じ効果がドライスーツにはあるので、薄い生地でOKという事です♪
セミドライスーツは5mm厚か6.5mm厚を主に使います。
もともと保温力の高いスーツなので、5mm厚でも十分暖かいです!
でも、もっと長い間ウェットスーツ感覚で潜りたい!という方は6.5mm厚にすると良いでしょう♪
【ダイビングスーツのタイプ】
生地の種類・厚さ以外にも、実は色々とタイプが分かれているワケですが、ご紹介します!
<ウェットスーツ編>
「ワンピース」
フルスーツとも呼ばれていますが、1番メジャーなタイプになります!
要するに、長袖・長ズボンですね!(もちろん上半身と下半身は繋がっています)
保温面でも保護面でも、バッチリ役目を果たしてくれるタイプになります!
「2ピース」
ウェットスーツを2枚重ね着するタイプですが、もちろん保温力はUPします!
パターンとしては色々ありまして・・・
ロングジョン(タンクトップ・長ズボン)に長袖のジャケットを着る!
シーガル(半袖・長ズボン)に長袖のジャケットを着る!
ワンピースにボレロジャケット(半袖)を着る!!などなど。
<ドライスーツ編>
「ネオプレンドライスーツ」
先述している通り、1番スタンダードなタイプになります。
ネオプレン生地を使うことで、スーツ自体に保温力があり、
比較的薄手のインナーでダイビングが出来ます。
生地のカラーバリエーションやデザインも豊富なので、色々なパターンで作れますよ☆
「シェルドライスーツ」
ファブリックドライとの呼ばれていますが、生地にネオプレンを使わずに、
他の防水生地を使ったタイプのドライスーツになります。
基本的にネオプレンよりも耐久性・耐摩擦性に優れ、長持ちします。
以前よりは、着ている人も増えてきたように思えます♪
スーツ自体に保温力は無く、厚手の専用インナー(中綿のツナギ)を着て潜ります。
なので、ネオプレンより保温力があります!真冬でも、汗をかくぐらい💦(経験アリです)
ただ、ウェイト量が増えたり、既成サイズのみの展開が多いので、体格に合わないと不格好になってしまいがちです。
価格もネオプレンドライスーツとシェルドライスーツを比べると、
ネオプレンドライスーツの方が、リーズナブルになります☆
自分のダイビングスタイルに合わせて、選んでみてくださいね☆
<セミドライスーツ編>
「リストシール・アンクルシール・ネックシール有りver.」
このタイプがセミドライスーツの主なタイプになります。
ドライスーツの防水の仕組みを首・手首・足首に利用することで、水の侵入を極力減らすことが出来ます!
スーツの裏の生地はウェットスーツと同じで、ジャージや裏起毛を使います。
サイナスのスクイズが起きる事もありますが、その時は水が空気をワザと入れて対応しましょう!
「ネックシール有り・裏生地をスキンver.」
今、グランパスでオススメしているのは、このタイプ!!
首にだけドライスーツの防水の仕組みを使い、スーツの裏生地をスキンにします!
そうする事で、水の侵入を防ぎつつ、保温力をUP!!
スーツの着脱も容易にすることが出来ました!!
現在、スタッフのセミドライスーツを製作中なので、出来上がったらお披露目しますね☆
お楽しみに♪
いかがでしたか!?
ダイビングスーツには、本当に色々あります!
多分、ご自分でどのダイビングスーツが合っているのか判断するのは難しいかもしれません。
是非、購入する前に1度!ご相談くださいね☆
☆神奈川・藤沢・湘南・江ノ島エリアのダイビングスクール グランパス☆
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