【湘南 ダイビング 水中写真】スキューバダイビングをより楽しむために!!水中カメラで写真を撮ろう!上手く撮るために知っておいて欲しい撮影モードの選択!!

2023/6/1

こんにちは!グランパス・スタッフの久保です!!

 

コロナ感染症も5類となり、コロナ前と変わらないレベルでレジャーが楽しめるようになりました。

 

今年の夏こそ!スキューバダイビングを始めたい!という方も多いのではないでしょうか?

 

 

スキューバダイビング自体、魅力的なレジャースポーツです。

 

非日常の水中空間による癒しの時間、はたまた、ダイナミックでドキドキする瞬間など、

楽しみ方は十人十色!!是非、自分の好きなダイビングスタイルを求めて欲しいと思います。

 

そんな中、多くのダイバーが共通して思う事は「この瞬間、この景色を残したい」という思いです。

 

それを可能にするのが水中写真や水中映像。

 

水中カメラの進化により、以前より手軽で簡単に記録を残せるようになりました。

でも、カメラ派ダイバーは「上手く撮れない・イメージと違う」といった悩みを抱えているかと思います。

漠然とシャッターを押すだけでは、良い写真を撮るのは中々難しいことです。

ダイビングはグループで行動することも多く、1つの被写体に掛けられる時間も限られており、

満足した写真が撮れないまま、その場を後にする・・・ということも多いと思います。

 

私も、そこそこ拘って水中写真を撮っていますが、撮るうえで大事にしていることは1つです。

 

 

「考える事」

 

 

考えると言っても、何を考えているのか。

①撮影モードの選択

②光源の向きと強さ

③構図

この3つをその場で考えて、撮影するように心がけています。

 

今回は、1番最初に考えるべきである、撮影モードの選択をお話ししたいと思います!

 

今回は多くのダイバーが使っているオリンパス・TG-5/TG-6でのモード選択を説明していきます。

TG-5/TG-6で搭載されている水中撮影モードは5つあります。

①水中スナップモード

②水中ワイドモード

③水中マクロモード

④水中顕微鏡モード

⑤水中HDRモード

撮影シーンに応じて、この5つのモードを使い分けてあげることが大事になってきます。

これらのモードは撮影モード選択の魚マークのところから選択が可能です。(TG-5とTG-6で一部異なります)

 

 

【水中スナップモード】

 

スノーケラーのマークの水中スナップモード。

スノーケラーのマークが採用されているだけあり、浅い水深や水面付近での撮影に適しています。

浅い水深=自然光での撮影を想定したモードになるので、水中ワイドモードよりも露出が明るくなっています。

イルカやマンタなどの被写体が大きく距離がある場合や、浅場のサンゴ礁などの水中景観を撮るにはモッテコイのモードです。

この時は内蔵ストロボはOFFに!デフォルトではAUTOになっているので、OFFに切り替えてから撮ってくださいね。

『井田の海藻迷路』

6月~7月頃に現れる海藻の迷路。水深1~5m程なので水中スナップモードがベスト!

 

 

【水中ワイドモード】

 

魚が3匹のマークの水中ワイドモード。

ストロボなどの光源を使ってのワイド撮影の時に使うモードです。

多くのダイバーが、1番利用しているモードではないでしょうか?私も多用しています。

被写体にストロボやライトなどの光を当てて、水中で失われる発色を整え、鮮やかな写真が撮れるモードです。

この時に気を付けるのはマリンスノーという、浮遊物に光が当たり乱反射して写りこむ現象です。

外部ストロボや水中ライト(水中ライトの時はストロボをOFFに)を使えば解消できますが、

内蔵ストロボを使うときにはマリンスノーが写りこみやすいので注意が必要です。

1番簡単な解消法としては内蔵ストロボをOFFにすることですが、それでは色が出ず本末転倒💦

そういう時は、内蔵ストロボの光量を弱くすることでマリンスノーを軽減することが出来ます。

『タカベの大群』

夏~秋にかけて見られる伊豆を代表とする魚群!!

海の青にタカベの黄色いラインが最高に映える被写体です。

黄色いラインを出すために水中ライトを使っています。

 

 

さて!ここからが本題です!マクロ生物が多い伊豆・真鶴のダイバーは必読です!!

 

 

 

【水中マクロモード】

 

魚が1匹で大きく描かれている水中マクロモード。

1番手軽に使えるマクロモードだと思ってもらえれば良いかなと思います。

デフォルトでズーム位置が望遠側最大と内蔵ストロボがONになっています。

水中ライトを使う方は内蔵ストロボをOFFにしてから撮影してください。

覚えておいて欲しいのが焦点距離(ピントが合う距離)です。

水中マクロモードも場合は被写体までが10cm~∞までピントが合うようになります。

10cmより近づいて撮りたい時は後述の水中顕微鏡モードを使います。

『ハコフグの幼魚』

近づきすぎると逃げられるので水中マクロで撮影。

内蔵ストロボは使わず、水中ライトを使っています。

 

 

【水中顕微鏡モード】

 

魚と顕微鏡が描かれている水中顕微鏡モード。

これぞ!TGシリーズの真髄といってもいい最強の撮影モード!!

極小の被写体や、かなり近づいて撮りたい時に使うモードです。

気を付けるのは、被写体との距離が30cm以内でのみ使えるモードだという事!

それ以上離れると、ピントが合いません。

個人の感想としては、30cm近く離れると、ほぼピントは合わないので、10cm以内が理想です。

逆に被写体との距離が1cmからピントが合うので、超近接撮影で使うモードになります。

デフォルトは内蔵ストロボがON、ズーム位置は広角側最大となっています。

必要に応じて、しっかりズーム位置を望遠側にしてから撮影してください。

(TG-5は通常の顕微鏡モードを選択し、ホワイトバランスを水中にしてください。)

『黒抜きでウミウシを』

水中顕微鏡で狙う代表的な被写体ですね!

奥行を出したかったので、バックを黒抜きにしてみました。

 

ここで1つ!!

「マクロ撮影=小さな生物の撮影」

だと思っているダイバーが多いかと思います。

間違いではありませんが、こう考えてください!!

 

「マクロ撮影=近接撮影=一部をクローズアップしての撮影」

 

 

例えば、真鶴・伊豆でチョイチョイ見かけるヒラメ。

ヒラメ全体を撮るとなると「水中ワイド」ですが、ヒラメの顔をクローズアップして撮れば「水中マクロ」です!

↑左は「水中ワイド」、右は「水中マクロ」で撮影しています。印象が変わりますよね!?

 

この意識で、ここからの文章を読んでもらえればと思います。

 

さて、話を戻しましょう!!

この2つのマクロ系撮影モードを使い分けるポイントなのは、「被写体との距離」です。

被写体との距離が30cmを境目に遠ければ水中マクロ、近ければ水中顕微鏡となりますが・・・

 

ぶっちゃけ距離なんてわからないですよね~www

 

なので!こう考えてください!!

「近づいたら逃げられる・隠れられる被写体は遠くから水中マクロ」

「近づいても逃げない・隠れない被写体は近くから水中顕微鏡」

 

例えば、チンアナゴ!これは、どちらのモードで撮るのがベストか!?

チンアナゴは近づいたら砂に隠れてしまい、しばらく出てきません。

なので!この時は「水中マクロ」で遠目から狙っていくのがベストでしょう!

ハナダイ系やスズメダイ系も「水中マクロ」の方が狙いやすいと思います。

ウミウシなら、逃げないし隠れないので、「水中顕微鏡」で撮れますね。

 

また、私が2つのモードを使い分けるには距離以外に、もう1つ決め手があります。

それが「被写体が動き回るのか、そうじゃないのか」です。

 

例えばクマノミ!!

夏場のクマノミは動きが活発で動き回っていますよね!?この時、私は「水中マクロ」を使います。

個人的な感触として、「水中マクロ」の方がピントを合わせるスピードが早く、撮り損じが少なくなる印象です。

逆にクマノミの幼魚や冬場のクマノミはイソギンチャクの中でジッとしていることも多いので、

その時は「水中顕微鏡」を使います。

状況を判断して、使い分けてくださいね♪

 

 

【水中HDRモード】

 

アイコンにHDRと書いてありますね♪

最近はスマホにも搭載されている機能ですが、H(ハイ)D(ダイナミック)R(レンジ)と言います。

光が差し込む洞窟での撮影や被写体が逆光でシルエット気味になってしまう時に使えるモードですが、

明るさの異なる写真を複数枚撮り、合成する(1回シャッターを押せば勝手にやってくれます)ことで、

良い感じの写真にしてくれます♪

弱点としては複数枚撮るので、より手ブレに気を付ける事。合成するのに少し時間がかかる事です。

なので、ワイドな水中景観を撮るのに良いモードですね。

 

この5つのモードを状況に応じて、使い分ける事で良い写真にグッと近づけると思いますよ♪

また、モードを選択するクセを付けてもらえば、早くモードの判断が出来るようになってきます。

カメラの性能を最大限に発揮できるように!使いこなしてあげましょう!!

 

 

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